2012年 12月 18日
果たして、DLA-HD1は、どうだったのか? |
マニュアルを開くこともなく、接続、投影、画面位置合わせ、画面サイズ設定、すべて直感的にすいすいと設置できてしまう点は、地味な点ながら、とても高評価して良い所だと思います。ただ、最初、電源を入れた時、私の気持ちは正直少し沈みました。何故か? 本体ノイズが結構あるのです。これはこの個体がハズレだったということではなくて、ビクター製品全般の良く云われている弱点なので、ある程度予想はしていたのですが、公称の数値的には、今まで使っていたLP-Z4より小さかったので、このくらいだったら大丈夫ではないかと思っていたのですが、やはり、少し甘い認識でした。・・・ ただ、その点だけです。映画が始まると、コンデジと、デジイチの差というより、解像度はそれほど取れていないので、感覚的には、普通のカメラで撮った写真と、ツァイスのレンズを使ったユニバーサルフィルムでの写真との差という感じでしょうか。色の質感、夜景の鮮明さ、色に高級感というのも考えてみれば変な話なのですが、そういうのがもう歴然と違います。まだ画質設定など何も詰めていない状態なので、追い込めば、更に良くなるような気がします。これが、新品の交換ランプまで付いて、送料込み、80,000円。考えられない程の良い買い物だったと思います。
けれど、個人的な選択基準を抜きにすると、先日、知人の家に設置してあげたAcerのH5360BDというプロジェクターは720Pながら、バリバリの新品で3D対応、ぱっと見の画質はとてもエネルギッシュで十分に美しく、少々明るい部屋でも平気で、56,000円ほど。方や、DLA-HD1の後継機は、60万から80万円ほど、そういうのは趣味の世界なので当たり前といえば当たり前のことなのですが、他人様のどちらを薦めるかと問われると、ちょっと考えさせられます。
比較して、逆に、改めて思ったことは、LP-Zは、実に優秀な機器だったのだなあ。並べて映写すれば、歴然とDLA-HD1に劣るのは紛れも無い事実ですが、同時比較しない限り、今でも十分に通用する画質と、2倍ズーム、全方向に使えるシフトという機能性。良く頑張ってくれたなあ。と、思います。
by naraonara
| 2012-12-18 08:20
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