narao セレクト 追加編6 |
リーガルのパンプス。これも表記サイズ23.0だったのですが、実際には少し大き過ぎると据え置かれてしまった1足になります。
今では特定の年齢層を除いてマイナーブランドとなってしまいましたが、今から約40年近く前、服飾界では、VAN、JUN(スペルはこれで良かったでしょうか。)というブランドが世を支配?していた時代。靴のトップブランドはリーガルだったと思います。
ここ曽於市も、当時は、まだ、曽於郡末吉町と云う地名でした。私は縁あって隣街の高校へ進学しました。距離にして約10㌔。当時の地域差は現在の比では無かったのだと思います。たった10㌔といえ、余りの私の田舎臭さを見かねたのでしょう。クラスの世話好きの友人の一人が、今履いてる靴を処分するならこの靴をあげる。と、云って、これは余り履いてないから、と、手渡してくれたのが、濃茶のリーガルのコインローファーでした。当時だと2万円前後(もっと高かったのかも、)していたように思います。当時の記憶は余り明確には無いのですが、色んな意味で私には強烈なカルチャーショックだったのでしょう。そこから約10年近く、リーガルを崇拝し、リーガルのUチップ、ブレーントゥ、デザートブーツ、・・・ 信じきっていたように思います。とかく、重くて、ぶ厚い革の靴。いまだに大好きです。
そんなある種私に変革を与えてくれた思い出深いブランドです。
その友人には面と向かって言葉にしたことは勿論無いのですが、いまだに深く深く感謝しています。