暑気あたり? |
先日、職場で、30代前半女性が、花火大会での浴衣姿の傾向について、「最近の若い子は、信じられない!」と、声高に発言していたのを、(もっと数多くの信じられないという思いを抱きながら、寛容になろうと、日々努力している50代男性がここにいる。)と、静かに思っていた私です。(信じられないような、若い女の子たちの浴衣姿、私は面白くて割と好きです。あっぱれ! という感じの子もいます。)
そう云えば、最近、スカート姿の女の人をめっきり見かけないと思い、これはこの辺りだけの傾向なのかと検索してみたら、全国的にそうなのですね。上のグラフは2008年のものなので、現在は更に数字が進んでいるのかもしれません。確かに、今から2,30年前、スカート全盛の時代、パンツスーツの女の人はひどく素敵に見えたものですが、今のはあれとは基本的に違うよなあ。ときめきがない。何故なのかなあ。と、考えてみたら、パンツ化、スカート化とかいうのではなくて、普段着化なのだと思います。スカート姿の女の人が少なくなって、つまんない。と、思っているのではなくて、ハレの場が極端に少なくなって、つまんない。なのかもしれません。(ユニクロと、クロックスをこんなに巨大化させたのもいかんかったよなあ。) そのうち、きっとまたスカートが盛り返す時代が来るとは思うけれど、ハレの場が無かったら、きっと、同じように、つまんない。ような気がするのですが、どう思われます?
いや、つまり、何を云いたかったのだろう? 30代くらいまでは死んでもジーンズなんか履かないと思っていたのに、今は平気で履いている私のような人間が云うのは、片腹痛いわけですが、流行というのには、2通りあって、ひとつは、素敵! と、思って皆が飛びつき、利便性とか、実用性とかを無視して流行ったものと、利便性とか、実用性に重きが置かれ、多少、美的にどうあれ、みんなで渡れば怖くない的に流行ったものがあるという風な気がするのですが、最近は、後者だらけのような気がして、暖かいからとか、楽だからが、金看板で、易きに流れるというか、あっぱれ!感が無い。そこが非常に残念なのです。ということを云いたかった。