こちらは終了。 |
ただ、下の部分は、経年劣化と云うか、加水分解を起こしていて、再生は僕にはと云うより、誰にも再生は不可能です。
加水分解というのは、ウレタン系の樹脂などに起こる化学反応で、最近では加水分解に強い素材も開発されているそうですが、履かずに仕舞っておいていたとしても起こります。靴のソールがボロボロになったり、突然剥がれたり、バッグの内側がベトベトになったり、パンプスの中敷がグニャグニャになったり、・・・ 全部、これです。
解決方法は、この素材を使っているものは、買わない。あるいは、5~10年の寿命と見切る。後は、張り替えるしかないので諦めて下さい。
いざという時の為に大切にしまっていたパンプス。いざ履こうと思ったら、中敷が柔らかくなっていて、少し引っ張ってみたら切れてしまった等の経験は無いでしょうか? あるいは、ヴィトンの財布の内張りがベトベト。使わずに保管したままというのが一番加水分解を早く引き起こさせやすいと云われています。(早ければ3年。) 気をつけて下さい。
ついでに、銀行の景品等で、先端にスポンジの付いた靴磨きを貰った方とかは多いと思うのですが、靴の修理屋さんや、靴メンテマニアさんのブログ等では、その場はピカピカにしてくれるけれど、最終的には皮革をダメにする最悪の商品という声が多いです。こちらも十分に注意して下さい。
結婚式出席用の黒い靴。「仕舞っておいただけなのにすぐにダメになってて、だったら、安い靴で良いや。」 この場合は、上記のどちらかです。
(我ながら、なんて役に立つブログだろう。)