地下鉄に乗って |
目を見張るほどの美人と云うわけではなく、別に派手なタイプでもなく、… けれど、空港のロビーだったり、地下鉄のプラットホームだったり、… ちょっと恋心を抱いてしまうような人に出会うことはあります。恋心。と云うのとはちょっと違うのかもしれません。もっと、違うニュアンス、ふと偶然、妙に目に触れる、気になる。気が惹かれる。… もし、出会うべくして逢ったとしたら、好きになると云うより、… きっとウマが合いそうな、そんな感じ。けれど、同時に、多分、それっきりの一瞬の関係、感覚。で、終わる。そういうことも、重々、分かっている、… そんな淡い切なさ、刹那さに対する切なさ。この映画、目玉のレトロな場面の描写については、秀逸。とはまるで云い難いのですが、現代のシーンにおける、そういう刹那で淡いエロティシズム?の描写は妙に秀逸なように思いました。決して悪くないのに、… レトロ昭和ブームが逆に災いした映画なのかもしれません。
ふっと思い出しました。
大沢たかおが出てるんですね?
観なきゃ!!
岡本綾という女優はこの映画で初めて知りましたが、美人なのに学生時代にはほとんど誰も気にも留めないタイプの子だったのに、オフィス街で、アレッ!? という感じでばったりと再会して、それが、一度限りの再会だったのに、妙に記憶に残ってしまう子。そんな感じでした。