880Fの続き |
下のST-A6Bは破綻なく聴けるのはNHKFM宮崎放送だけだったのですが、880FではNHK宮崎、鹿児島、FM宮崎、鹿児島の4局がまずまず破綻なく聴けるようになりました。ただ、ST-A6Bと比べて感度が素晴らしく良いというより、880Fにはオートクワィティングという受信レベルが低い場合、自動で、高域をハイブレンドして、ノイズを低減し、聴きやすくする(その代わりステレオ感は幾分低くなる。)という機能が付いているのですが、感度と共に、これがとても優秀なのだと思います。つまり、通常使用では明らかに880Fの方が上になると思います。(ST-A6Bにもセミオートでこの機能は付いているのですが、880Fの方が圧倒的にこなれていると思います。) シンセタイプのオートチューニングもやっぱり便利と云えば確かにかなり便利。
音質(好み)は、微妙。半日では、比較するべきソースに当たりません。ST-A6Bの方が若干柔らかめのような印象。中域が厚いのか、声もリアルなような気がします。880Fは、しゃっきりと硬めの音質で、解像度も高く、帯域も広いような気がしますが、上の方は綺麗に伸びきらない。でも、今日、聴くことのできたソースの問題かもしれないので、単なる印象ということで、・・・ その内、僕自身がどちらをメインに聴くようになっているかで自ずと勝敗は決することでしょう。
どちらも十分な性能です。ただ、この当時の高級チューナーのレヴューに散見する、「気持ち悪いくらいに、生々しい声」 には、流石にまだまだ遠い。
ところで、最近、夕方の6時くらいから、全日本合唱コンクール?宮崎大会の様々な出場校の様子が聴けるのですが、時折、「音楽の善し悪しの違いが分からない。」 そんな風におっしゃる方がいますが、そんな方にベストな番組だと思います。どこの学校も一生懸命だというのは伝わるのですが、レベルの違いはそれ以上に歴然と伝わります。姿勢とか、取り組み方が違い、プライドが違う。県大会レベルでも上位校のレベルはこれが中学生!という感じなので、全国大会はきっと凄いのだと思います。そんな風に聴いていると、その内、もっと色んなことが聴き取れている自分に気付くはずなのです。なので、お薦め。
本日は、この曲がベストだったように思います。
チャカカーン 『BETWEEN THE SHEETS 』 バックは、フォープレイ。