
最近、国の、地方移住促進計画の通達のせいか、このところ、地方の各市町村の、移住促進活動が盛んなのですが、果たして、国内移住ってどうなのでしょうか。
他市町村から地方の市町村に移り住んだ場合、住居に対する補助金制度がありますが、新たに家を購入する場合、この補助金額には注目して良いと思います。なので、この点だけ考えると、簡単な話、たとえば、定年退職後、現在住んでいる市町村に家を建てるより、新築補助金200万円とか打ち出している、たとえば、隣街にでも移り住んだ方がずぅーとお得だと思います。環境もそんなに変わらないでしょうから。都会から地方に移り住む場合、選択肢は遥かに広いはずですので、まず、この点だけ拾い上げて、選択肢を狭めて行く方法を取れば良いのではないでしょうか。
ただ、一時的な補助金より、重要なのは、利便性のインフラと、その後の長い目で見た生活費、たとえば、一定量の水道料金の比較サイトというのがあるのですが、注目すると結構凄いです。1年で何万円も違います。国民健康保険料は、一種の税金みたいなものなので、どこに住んでいても、各種条件が同じならば一緒と思っていらっしゃる方も少なくないと思うのですが、こちらの方は、市町村の違いで、1年で10万円以上の差額があったりしますので、事前に十分に注意するべき項目だと思います。物価の安いであろう(思い込み)地方でのんびり暮らそうと思っていたら、国民健康保険料の高額さに驚く、十分にありえる展開です。
色んな自治体のサイトを見てると、本質が見えてくるような気がします。自治体の人材とか、つまりは、将来性とか、そんなことまで、見えてくるような気がします。地方の自治体も、移住者を優遇しすぎると、在住者とのバランスが取れないなど、問題はとても難しいと思うのですが、イメージだけで、人が動く時代はもうとっくに終わっていると思いますし、今後上記の辺りを克明に比較したサイトも当然登場してくるだろうし、数字は全国平均値以下に押さえた上で、プラスαを打ち出して行かないといけないのじゃないかなあ。お金が高い場合、より他には無い何かを考えないといけない。悲観的になるより、重要なのは、己を十分に知って、その上で、自分には何ができるだろうかと考える意思ですよね。
参考までに、一定量の水道料比較サイトによると、我が曽於市は、3,670円。隣市の志布志市は、2,590円、霧島市は、3,013円、都城市は、市街地で、2,410円でした。近辺でも1年間の差額は、15,000円以上。全国で一番安いのは、愛媛県の八幡浜市の矢野畑って地区で、なんと、210円ですって、この点だけ考えると、八幡浜市の矢野畑って所に移住したら、年間で、4万円以上もお得。凄いでしょう。
水の質が違う? 職場でそういう意見が出たのですが、多分、違います。隣市の都城市の場合、市街地は2,410円なのですが、おそらく、霧島山系の美味しい水であろう、御池周辺だと、1,570円なのですねぇ。